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【初心者向け】仮想通貨でレバレッジ取引を利用するメリットとリスクを解説

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みなさんこんにちは【ゆうちゃき】です。

今回は仮想通貨の取引をする中で、覚えておきたい取引方法を紹介します。
あなたのリスクを抑えるために必要なことでもあるので、最後までご覧ください。

  • 仮想通貨のレバレッジ取引は現物取引より大きな利益を狙える?
  • 仮想通貨のレバレッジ取引のリスクは?

 仮想通貨のレバレッジ取引は、実際に口座に預け入れた資金の金額よりも大きな規模の取引ができる取引方法です。
より効果的にリターンを狙えますが、相応のリスクやデメリットを理解しておかないと大きな損失につながります。

本記事では仮想通貨のレバレッジ取引の基本から税金対策まで広く網羅して解説します
賢くレバレッジ取引を活用する方法を理解し、仮想通貨のレバレッジ取引を安全に行うための知識を身に付けましょう。


» 仮想通貨の口座開設の基本と選び方

 

仮想通貨のレバレッジ取引の基本

 

 

仮想通貨のレバレッジ取引は一定の資金を担保にして口座に預け入れ、担保の資金の何倍もの金額で取引を行う方法です。
レバレッジとは小さな力で大きな力を発揮する「てこ」を意味します。
日本国内の仮想通貨では担保の証拠金に対し、最大2倍のレバレッジ率をかけて売買できます

通常の仮想通貨取引との違い

仮想通貨のレバレッジ取引と通常取引の違いは、取引金額と取引方法の種類、決済方式です。
通常取引は現物取引とも呼ばれ、取引できる金額は保有資産額まで、取引開始は買いからのみと決まっています。
レバレッジ取引では取引も買いと売りのどちらからでも始めることが可能です。

通常取引では実際に存在する仮想通貨の売買を行いますが、レバレッジ取引では実際に存在する仮想通貨の受け渡しは行われません。
レバレッジ取引は差額決済という決済方式が用いられており、取引の結果として生じた差額のみを決済します
仮想通貨の受け渡しがなく、決済時は日本円などの通貨にすることしかできません。

仮想通貨のレバレッジ取引の仕組み

仮想通貨のレバレッジ取引は、保有する証拠金以上に大きな取引額で仮想通貨を売買します
日本のレバレッジ取引では最大で証拠金の2倍のレバレッジをかけることが可能になっていて、レバレッジ取引は実際の仮想通貨を保有せず仮想通貨の売買価格差で損益を出し、利益分や損失分の差額だけをやりとりします。

レバレッジ取引では証拠金維持率の管理が必要です。
証拠金維持率とは、現在保有しているポジションが口座残高に対してどれくらいの比率を占めているかを示す数字です。
証拠金維持率は取引所によって異なり、証拠金維持率が一定の損失ラインを超えると強制的に取引が終了するルールがあるので、資金の余裕を持って取引することが大切です。

強制的に取引を終了させるルールをロスカットルールと言います。
ロスカットルールは一定の損失に対し、さらなる損失を防ぐために設けられた仕組みです。
大きな価格変動の際には、証拠金以上の損失が発生する可能性があるため注意しましょう

仮想通貨をレバレッジ取引するメリット

 

 

仮想通貨のレバレッジ取引をする最大のメリットは以下のとおりです。

  • 少額の資金で大きな取引ができる
  • 下落相場でも利益のチャンスがある
  • 取引に柔軟性がある

少額の資金で大きな取引ができる

レバレッジ取引では預けた証拠金にレバレッジ率をかけた金額を運用できるため、少額の資金でも大きな取引が可能です。
高いレバレッジ率に設定すればするほど利益が膨らむため、資金効率良く運用できます。
たとえば、10万円分の証拠金に対し、2倍のレバレッジをかけた場合の利益は以下のとおりです。

価格上昇率利益
10%2万円
30%6万円
50%10万円

下落相場でも利益のチャンスがある

レバレッジ取引ではショートと呼ばれる取引方法で、下落相場でも利益を狙えます。
ショートは売りから取引を行い、売った価格よりも安くなったタイミングで買い戻す売買差益を得る取引方法です。
本来持っていない仮想通貨を売ったと仮定して取引を行うため、下落のタイミングで買い戻すことで差額が利益となります

レバレッジ取引では、価格下落時にもポジションを逆転させて利益を出すテクニックを学べます。
下落相場でただ損をするのではなく、積極的に利益を目指せるのはレバレッジ取引の大きなメリットです。

取引に柔軟性がある

レバレッジ取引はポジションをロング(買い)やショート(売り)として自由に変更できるため、取引に柔軟性があります。
取引の柔軟性は短期的な利益追求に限らず、より長期的な戦略を練る際にも役立ちます
為替レートの変動を利用した戦略も展開しやすいのが、レバレッジ取引のメリットなのです。

仮想通貨をレバレッジ取引するデメリット

 

 

仮想通貨のレバレッジ取引では、実際の資金以上の大きな金額で取引が可能ですが、同様にリスクも拡大します。
レバレッジ取引のデメリットは以下のとおりです。

  • 損失リスクの増大
  • マーケット急変時のリスク
  • 高い手数料とスワップポイント

損失リスクの増大

仮想通貨のレバレッジ取引では小さな資本で大規模な取引が可能ですが、損失リスクも増大します。
価格が下落した分にもレバレッジ率がかかるためです。
10万円分の証拠金に対し、レバレッジ率が2倍の場合は、1割の下落によって2万円の損失になります。
売りから取引を始めた場合、価格が上昇することで損失が出ます。

10万円で売り注文をした仮想通貨が20万円に上昇すると、20万円で買い戻すことになるため損失額は10万円です。
取引のスタート方法によって価格の上昇・下落どちらの場合にも損失の可能性があるため注意が必要です。
価格が予想と逆に変動した場合、レバレッジ取引ではロスカットのリスクがあります。

ロスカットは借金状態にならないよう守ってくれる利点がある一方で、強制的に決済されるためリカバリーが効きません
強制ロスカットされてしまうと含み損を抱えた状態で決済されマイナスが確定します。

マーケット急変時のリスク

マーケットが急変すると、レバレッジ率によってより大きなリスクが発生します。
政治的な不安や経済に関する重要な報告が出ると、市場は短時間で変動し急激に損失額が大きくなる可能性もゼロではありません。
市場が不利な方向に動くと、損失も大きくなるため速やかな対応が求められます。

実質的なレバレッジ倍率は保有するポジションの数量によってコントロールできます。
しかし、レバレッジ取引ではポジションの取り方次第で、急激に大きな損失を被る可能性が高く注意が必要です。

高い手数料

レバレッジ取引を行う際にはレバレッジ手数料が必要です。
手数料は取引コストの一部として、利益に大きな影響を及ぼします
レバレッジ手数料は日をまたいでポジションを保有した場合に発生し、多くの取引所の手数料は1日あたり0.04%程度です。
長期的に資金を保有すると金額が大きくなるため注意しましょう。

レバレッジ取引におすすめの仮想通貨取引所

 

 

レバレッジ取引が可能な仮想通貨取引所は数多く存在します。
レバレッジ取引の効果を最大限に活用し、安全性のある取引所を選ぶために、各取引所の比較と選ぶポイントを紹介します。


» どっちがいい?仮想通貨の取引所と販売所のメリット・デメリット

 

各取引所のレバレッジ取引サービスの比較

取引所によって利用のしやすさ、サポート体制、取り扱っている通貨の種類などサービスはさまざまです。
自分の取引スタイルや投資目的に合わせて最適な取引所を選びましょう
各取引所の比較は以下のとおりです。

ビットフライヤー取扱通貨数は1種類証拠金維持率の50%以下がロスカット基準安全性の高い国内サービス
GMOコイン取扱通貨数は8種類証拠金維持率の75%以下がロスカット基準見やすく良好な操作性
SBI VCトレード取扱通貨数は8種類証拠金維持率の80%未満がロスカット基準堅牢なシステム構築
バイナンス取扱通貨数は100種類以上ロスカット基準なし125倍のレバレッジが可能
ビットトレード取扱通貨数は1種類証拠金維持率の100%未満がロスカット基準スピード注文対応

仮想通貨の取引所選びのポイント

仮想通貨の取引所選びの最も大事なポイントはセキュリティと信頼性です。
取引所が採用しているセキュリティ対策と、過去にセキュリティ問題がないかどうかを確認しましょう。
その他にも以下のような取引所選びのポイントがあります。

  • 金融庁・財務局の登録を受けているか
  • 自分が取引したい銘柄があるか
  • 取引手数料は安いか
  • ツールは使いやすいか
  • サポート体制は整っているか

レバレッジ取引の場合は対応している取引所が限られているため、レバレッジ取引の有無も確認しましょう。

仮想通貨レバレッジ取引のリスク管理方法

 

 

仮想通貨レバレッジ取引は大きな利益を得る機会がある一方で、リスクも大きいため、リスク管理が大切です。
仮想通貨のレバレッジ取引のリスク管理方法は以下のとおりです。

  • 証拠金維持率を守る
  • 損切りと利益確定の値を設定する
  • 適正なレバレッジの倍率を選ぶ

証拠金維持率を守る

証拠金維持率は、実際に取引に使用している証拠金に対する、現在の口座残高の割合のことを指します。
レバレッジ取引において大きな損失を避けるためには、証拠金維持率を適切に保つことが大切です。
証拠金維持率は『(現在の口座残高÷取引に必要な証拠金)×100』で算出できます。

証拠金維持率が一定レベルを下回るとロスカットの対象となるため注意が必要です。
ロスカットを未然に防ぐために、証拠金維持率は常に定められた水準を上回るように維持しましょう。
適切な維持率を保つために市場の動向を注視し、利益が出ている際には資金の一部を利益確定して証拠金を増やすことが効果的です。

証拠金維持率は、自身の資金力と取引規模が見合っているかを把握するための指標となります。
レバレッジ取引を行う際には、証拠金維持率を取引時にチェックする習慣をつけることで、資金力がわかるようになります。
無理な取引を予防するために、証拠金維持率は常に把握してください。

損切りと利益確定の値を設定する

 

 

損切りと利益確定の値をあらかじめ設定しておくことで、大きな損失を出す前にスムーズに対処できます。
損切りは、損失を抱えている状態で保有している資産を売却して損失を確定させることです。
ロスカット、ストップロスとも呼ばれます。
反対に、利益確定は含み益が出ているポジションを決済して利益を確定させることです。

価格下落時に資産をそのまま保有し続けた場合、さらに株価が下落して損失額が膨らむ可能性があります。
損切りをして損失額を確定させることで、現状以上に損失が膨らまないようにすることが可能です。
価格下落時に回復が見込めないケースもあるので、そんなときは損切りが有効な手段です。

預けた証拠金の3%以上の損失で損切り、10%の利益で決済といった明確なラインを決めておきましょう。
あらかじめ値を設定しておけば、感情に流されることなく機械的に取引ができます
機械的な取引をすれば、安定して利益を出し続けることが可能です。

適正なレバレッジ倍率を選ぶ

日本国内のレバレッジ倍率は一律2倍までと決められていますが、海外では100倍以上のレバレッジ倍率が設定できる取引所もあります。
自分の投資経験やリスク許容度に合わせてレバレッジ倍率を選びましょう。
投資の初心者の場合は低いレバレッジを選ぶのが妥当です。

市場が不安定な時に高レバレッジを使用すると、大きな損失を招く可能性があります。
経験豊富なトレーダーであっても慢心してはいけません。
市場や経済状況、政治的イベントなど外部要因を考慮して、レバレッジの倍率を調整することが重要です。

仮想通貨をレバレッジ取引する手順

 

 

仮想通貨をレバレッジ取引する手順は以下のとおりです。

  • 取引所でアカウントを設定する
  • 証拠金を入金する
  • 仮想通貨を注文し取引開始する

取引所でアカウントを設定する

選んだ取引所の公式サイトにアクセスし、アカウントを作成することで、口座開設が可能になります。
アカウントの作成にはメールアドレスの登録や、メールに記載されたリンクを使用して個人情報を入力するなどが必要です。

多くの取引所では、アカウントをより安全に利用するために身分証明書の提出を求められます。
身分証明書には運転免許証やマイナンバーカードが利用できることが多いです。
書類提出後には審査が行われ、審査に通過すれば仮想通貨取引を行えます。

証拠金を入金する

講座が開設出来たら証拠金を入金します。
証拠金の入金時は取引所の規定に従いましょう。
入金方法にはさまざまな選択肢がありますが、主な入金方法は以下のとおりです。

  • 銀行振込
  • クレジットカード
  • コンビニ入金
  • ネットバンキング入金

各入金方法には手数料や反映時間が異なります
規定をよく確認し、自分に合った入金方法を選択しましょう。

仮想通貨を注文し取引開始する

証拠金の入金が完了したら仮想通貨を注文します。
選択した取引所のプラットフォームにログインし、取引したい仮想通貨の銘柄と数量を入力すれば取引が開始されます
銘柄によって時価総額や価格変動の度合い(ボラティリティ)が異なるため、各銘柄の特徴を考慮するのが大切です。

仮想通貨のレバレッジ取引の税金対策

 

 

仮想通貨レバレッジ取引を行い利益が出た際には、税金を納める必要があります。
原則は累進課税制の雑所得という区分で課税対象になり、所得額が増えると税率も上がります
仮想通貨による税金の負担を理解し、適切な対策を施すことで、手元に残る利益を最大化することが可能です。
主な税金対策は以下のとおりです。

  • 年間の利益を20万円以内に抑える
  • 事業所得として申告する
  • 法人化して事業所得として申告する

給与所得者の場合、年間利益20万円以上は課税の対象となります。
年間利益が20万円を超えそうな場合は、含み損のある仮想通貨を売って損益相殺すれば利益額を減らせますし、利益が20万円を超えないように仮想通貨のまま保有を続けるのも一案です。
事業所得の場合は、他の所得との損益通算が可能です。

事業所得では仮想通貨の利益が赤字であれば、その他の所得と損益通算できます。
確定申告により、払いすぎた所得税額の一部または全部が還付されます。
法人の事業所得には、法人税としての税率が適用され、個人で申告するよりも税額を抑えることが可能です。

税理士との相談を行うことも、効果的な税対策を進めるうえで有益です。

まとめ

 

 

仮想通貨のレバレッジ取引は、少額の資金から高い利益を目指せますが、同様に損失リスクも大きいため、リスク管理は大切です。
成功のカギは、取引所の選定や証拠金の維持、適切なレバレッジ設定です。
税金対策を行うことで、より効率的な資産の運用ができので、各ポイントを押さえて計画的な取引を行いましょう。


» 投資の成功率を高める仮想通貨のテクニカル分析

 

  • この記事を書いた人

ゆうちゃき

仮想通貨に関する情報を分かりやすくまとめてます☺ 2024年に資産900万円に到達☺️ リスクを抑える初めての投資方法|仮想通貨・NFT・NFTゲームの解説|はじめは不安で分からないを一緒に解決していきます。

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