今回はこんな悩みを解決していきます。
結論を言うと【 内窓を付ける 】ことです。
内窓があるだけで冬の断熱効果、夏の遮熱効果がめちゃくちゃ上がります。
この記事で分かる事
- エアコンなどを使っても暖かくなりにくい理由
- 内窓の取付方法と注意点
- 内窓の種類と選び方
エアコンを使っても部屋が寒い理由
まず寒い理由ですが【 コールドドラフト現象 】というのが原因です。
横文字やめてくれ!と思いますが簡単に言うと次の通りです。
コールドドラフト現象
部屋の中と外の温度差で窓に結露ができ、そこから外の寒さが中に伝わってくる事。
結露でカビなども発生し健康被害の原因にもなる。
そして暖かい空気は家の窓を通じて外に逃げていく割合が全体の50%以上と割合がダントツに高く、このせいで部屋が暖かくなりにくい。
寒いし結露もたくさんできてしまうので大変です…
ほかにも天井や壁・床からも熱が逃げてしまいますが、窓に比べると少ないので窓に内窓を付けるのが一番効果のある対策です。
内窓の取付方法と注意点
内窓設置までの手順
- 設置したい窓の内窓サイズを測る
- 内窓の仕様を決める
- ネットで注文する
- 約2週間で商品が自宅に到着
- DIYで取付
- 省エネ対策バッチリの部屋が完成
1つずつ説明していきます。
既存 窓の寸法を測る
測り方は画像にあるように上下左右3か所ずつ測ります。
3か所を測る理由は、地震などの影響で窓枠にも歪みがでている可能性があるからです。
注意ポイント
窓は隙間を無くすことが最重要なのでミリ【 ㎜ 】単位でキッチリ測り、注文時は測った中で必ず一番短かった長さで発注します。
なぜかというと、注文した内窓のサイズが少し小さかったとしても隙間をスペーサーなどを使って何とかできますが、逆に大きい場合はどうしようもできなくなってしまうからです。
内窓の仕様を決める
窓の種類は意外に多く一枚のガラスタイプがあったり、サンドイッチのように2枚のガラスで空気を挟むタイプがありますが、ここでは以下の商品だけオススメします。
アルゴンガス入り高断熱ペアガラス【 Low-Eガラス 】を選びましょう。
なぜかというと、断熱効果が一番で、今後ずっと暮らす自宅で内窓の買い替えなど無駄な出費を出さない為です。
価格は少し高いですが、この内窓を設置することで光熱費を毎年安くできるので間違いなくおすすめですよ。
そして、もう一つお伝えしたいのが同じガラスの仕様でも断熱タイプと遮熱タイプがあります。
断熱タイプは 部屋の中から室外へ熱を逃がさないタイプ
遮熱タイプは 室外から部屋に熱を入れないタイプ
私は朝日が昇る東側の窓は遮熱タイプにして、残りは断熱タイプにしました。
理由は、夏の時期に朝日から伝わる強い熱をカットする為です。
それなら他の窓も遮熱にしたほうが良いんじゃないか?と思いますが、
朝日とは違って、日中の太陽は高い位置から日を照らすため、夏の遮熱を重視するより冬の断熱を重視したほうが効率が良いのです。
内窓を注文する
色々な通販サイトがありますが、今回注文させて頂いたのは【 カンタン内窓本舗 】さんです。
詳しい説明などもあり、不安だった気持ちが解消したので利用しました。
楽天市場やAmazonでも同じ商品は販売しているので、そちらから購入もできます。
カラーも6種類あるので 自宅の窓枠に合わせて注文ができます。
内窓の取付方法
次に取付の手順を説明していきます。
大きく分けると部品は【 内窓本体 】【 上下左右の枠 】【 取付に必要なネジ等 】【 説明書 】これだけです。
① まずは右から左の順番で枠を既存の窓枠に合わせてネジ止めします。
この時に室内側なのか室外側なのかのシールが貼ってあるので間違わないように注意してください【写真の長いレール】
② 下から上の枠を弓のようなイメージで少し曲げてはめ込んで、ネジ止め。
同じように室内側か室外側か向きに注意。【写真の短いレール】
③ 内窓本体 向かって左側を取付【下レールの室外側に設置】
④ 内窓本体 向かって右側を取付【下レールの室内側に設置】
⑤ 鍵がかかるかチェックして完了
これだけで内窓が完成します。本当に簡単なんです 😉
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、茶色の内窓を付けました。
作業後の感想
暖房の効きが段違いに良くなるのが本当に分かります。
今までは窓の近くに座ってたりすると寒さが伝わってたんですが、それも感じなくなり、さらに内窓取付後は今までと同じ温度設定で石油ストーブを運転させても、部屋の温度計がプラス3℃以上表示するようになりました。
一つ大変な点としては、大きい窓は非常に重いので2人での作業が良いです。
私は、なんとか一人で作業しました。
小さな窓は枠も短くて曲げにくいので、取り付ける時は右側の枠をネジ止めして、上下の枠を先に仮止めして、左側の枠をはめて、最後にネジ止めする順番だと上手くできます。
私は力いっぱい曲げてやったので、窓枠のレールが変に曲がりました…ですが普通に使えています。
微調整が必要な場合もありますが、取付をした後に水平器で測ってみてもズレなし傾きなしでした。
こんな感じで内窓が完成したのですが本当に注文して失敗しないのだろうか…失敗したらお金が無駄になってしまう。
こんな気持ちだったので、ネットで注文するまでは不安でした。
でも実際にやってみると本当に簡単に取付できたので、自分の自信にもつながりました(笑)
皆さんもぜひDIYしてみてください。
なにか分からない事などがあれば、お気軽にご質問ください!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。